(7)装置の効果と問題点
装置の効果と問題点
この装置の落ち葉が全く無い場合は、雨樋の排水口(竪樋の直径と同じ場合)以上の排水能力がありますので装置が支障になることは全くありません。
しかし、周辺に多量の落ち葉が集まりますと当然、雨水の排水に支障が出ますが集中豪雨の様な場合を除き雨樋は溢れず装置は詰まることなく流れますので、雨水は溜まらず重みで軒先や雨樋の損傷や破損はありません。
ただ、多量の落ち葉は、特に装置の周りに残りますが太陽により乾かされた状態の時に吹く風により一掃されるので、いつも掃除された、きれいな状態になっているというものではありません。
強風が吹いた直後でない限り落ち葉はそのままの溜まっている状態の時の方が多いのですが、濡れても、また直ぐに乾燥しますので幾度も繰り返しても、長期間濡れた状態が続かない限り落ち葉は腐敗して土にはなりません。
当装置は屋根の上の実験だけでなく、プランターの底の中央に直径6cmの穴をあけて当装置接着して他の穴は全て塞ぎ、市販の腐葉土と砂と土を入れ竪樋(縦樋)から自然に流れる雨水をその上に流して、全く詰まることなく雨水は流れて最後に落ち葉だけが残る実験までしておりますので雨樋が腐敗した泥で埋まることは無いと思います。
雨樋の土砂の詰まりと対策
その対策として(写真1)において通常の排水口ですと落ち葉が入ることにより、集水器が詰まると掃除が面倒になるので排水口を小さくして落ち葉を入り難くすると、今度は排水口が落ち葉で塞がれますのでこまめに掃除をしなければならなくなります。
いずもにしても面倒な、集水器の掃除か、こまめに雨樋(軒樋)の掃除をするか、のどちらになります。
(写真2)において、一般の半丸樋(角樋も同様)の場合は、通常この 様に丸い穴の排水口を開けておりますが、この排水口に当装置を取り付けると落ち葉と共に土砂も集まります、そして土砂が多いと排水口へ流れる土砂が落ち葉で阻止されるため装置周辺は土砂が溜まりやすくなります。
それは土砂が装置内入っても雨樋の直系6cm以下の排水口までの間にかなりの距離があり装置と雨樋の接する雨水の流入口に土砂が溜まることで流れが悪くなると、直ちに土砂で埋まってしまいます。(写真3、4)
そこで対策として雨樋の排水口を小さい丸穴から装置で塞ぐことが出来る最大の排水口にすることで効率よく土砂を流すことが出来ます。
写真5、6、7、8、9は装置と各種の雨樋と、その排水口の加工と取り付け方の例です。
装置の巾は6cm、排水口の巾は5cmですので装置周辺の土砂は5mm溜まっても排水口との45度の傾斜角生じるので、土砂は排水口より集水器へと流れるわけです。
従って装置の側面の排水する穴の高さが13mmありますので装置周辺は土砂で埋まることがなくなります。
以上は「つまらない」についての問題点ですが、後の改良型丸トイクリーン・角トイクリーンについても全く同様で最近に多い軒樋の排水口が丸穴でなく集水路の上で3cm〜10cmの間隔がある場合(写真左)や幅一杯の角穴(写真右)である場合は排水口の全てをカバーすることが出来ませんが実例をもとに説明させて頂きますので参考にして下さい。
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