(4)装置の取り付けによる効果
当装置は一度取り付けたら、雨どいの危険な掃除や、手入れが不要という目的で開発した物です。
しかし、家屋が大木で覆われているような場合は秋に葉を落とす落葉樹や針葉樹であっても季節に関係なく年間を通じて葉が落ちるため、屋根や雨どい(軒どい)が落ち葉で埋まっている状態になります。
この場合、大雨時には確かに落ち葉で排水が悪くなりますが、どんなに落ち葉で埋まっても雨水は流れますので一時的に溢れることがあっても、雨どい(軒どい)を重さで変形、破損の原因となる雨水を長時間溜めることはありません。
また、当装置により素人では掃除が困難な集水器、呼びどい、竪どいには詰まらせる様な物は一切入りませんので、もし掃除をすることがあっても装置の周辺の落ち葉とゴミ等を除去するだけでよいので面倒な掃除は全く必要ありません。
また、当装置は常時、即、落ち葉を一掃しているのではありません。
太陽と風が清掃するので通常、装置周辺は落ち葉やゴミが溜まっておりますが、落ち葉が乾燥した状態の時に吹く強風により一掃されるもので、溜まっている落ち葉を見て効果が無いと思われるかも知れませんがそれで良いのです。
そこに多量の落ち葉が集まっているからこそ、装置が詰まることなく雨水を流している証拠なのです。
もし降雨後、落ち葉が雨どい(軒どい)全体に散っている場合は装置や集水器が詰まっていることになります。
この装置「つまらない」は当サイトでの販売は2006年ですが、その3年前の2003年に落ち葉被害の近隣民家に2000個程度配布し効果を確認した、現在までの実績があります。
一般の住宅の雨どいの場合、毎年、幾度も専門業者に掃除をしてもらっても一時的なものなのです。
屋根にある落ち葉は雨が数回降ると雨どい(軒どい)の排水口から集水器より呼びどい、竪どいへと入り、少数の落ち葉で詰まってしまいます。
結局、数回の掃除(清掃)を業者にしてもらっても年間を通して大半の期間は落ち葉詰まりの状態なのです。
多くの人は掃除をしているので十分と思っておりますが、毎年多額の費用かけてもそれ程の効果はなく無駄なことをしているのです。
当装置が設置していれば乾燥している状態が多いですので強風で一掃されます。
業者の2度や3度の掃除ではなく、それより遥かに多く、自然の風が雨どいを掃除してくれます。
この研究実験は最も風当たりがよく落ち葉が飛散する半丸どいで比較実験を行っておりますので、当装置は角どいに比べて半丸どいに取り付けることで最も良い効果を発揮します。(このページの最後の実例も併せてご覧ください)
雨樋の詰まりの大部分(60%〜70%)の方々は、雨樋の中の落ち葉は1〜3月の間に飛散して殆ど無くなるのが普通です。これが3〜4年の間少しずつ入る事で集水器が完全に落ち葉で埋まり詰まることで雨水が樋に溢れた状態となる訳です。
この様な状態の方々には、丸トイクリーン、角トイクリーンの設置により危険な雨樋掃除から今後確実に解放されます。
この結果をもとに研究実験、長期観察して開発した発明品であり、発売後の結果から実証されております。
次に、自然の風の力だけでは飛散し難い多量の落ち葉や、松、杉、桧等の年間を通し降り注ぐ針葉樹があります。また、小枝、花のガクや実の落下、家の周囲が畑で囲まれた農村地域での土や土ぼこりが屋根に堆積する等の場合定期的な雨樋掃除が必要になります。雨樋の詰まりに影響するのは、他に再三述べておりますが丸樋か、角樋、樋の軒先との距離と位置の関係、樋を固定する金具が内側、外側かにより大きく変わります。
これらの悪条件の下、雨樋の詰まりが装置取付けにより掃除の期間が3倍〜4倍になっても掃除をしないか出来ない場合は、トイクリーンでも一度詰まってしまえば以降効果のないものになってしまいますので雨樋の取外し等を考え別の対策が必要になります。
この詰まりについてもっと詳しく知りたい方は、実例と解説の<実例28>や経過報告の<実例27>をご覧下さい。
丸樋と角樋の同じ条件での落ち葉の詰まりの実例
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