(2)前後面足歯排水口について
前面、後面の足歯で堰き止められた花穂は落ち葉と異なり、 土、砂と共に集水器に入っても詰まることはありませんので集水器 (軒樋の排水口の下で受けるの集水枡)を詰まらせる落ち葉を残し、 出来るだけ装置を通過させ排水口に流さなければなりません。 そこで、現行品のこの狭い50パーセント弱の開口部の排水口に流れ込む 雨水と共に殆んど抵抗なく流れ込ませるよう流れに対して横板を縦に変更しました。 これにより早春から初夏にかけ咲く雄花や花穂を通過させて排水口より集水器(集水枡) 呼び樋(アンコウとも言います)、そして竪樋(縦樋、たて樋)を通じて地上へ流すことにより 一段と効果のある完成度の高いものにしました。 また、一方で、この広くした排水口から葉の小さい種類(竹、松)の落ち葉の一部が 流れ込むことがありますが、一度に多量に入らなければ集水器(集水枡)を 詰まらせる心配は全くありません。 そしてここを通らないものはある程度小さく風化してから通過させるか、 大きいものは太陽による乾燥状態に保ちながら風の抵抗を受けやすいので 自然風により飛散させて落下させます。 |
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